聖コルベ館に、京都からお医者さんのご夫妻が来られる。仲間の修道士の運転で、伊王島に案内した。天候に恵まれ、すばらしい展望だった。島に橋がかかっているので、車で行ける。昭和の初めに建造した天主堂が立派だった。お医者さんは宗教に関心があるという。宗教から、慈悲の心を思い、次に、人のために命までも捧げるコルベ神父につながった。それで数年まえ、長崎へ訪ねてきた。殉教者やキリシタンのことを知った。コルベ神父は長崎の殉教者に影響を受けたのではないか、疑問が生じた。そこで聖コルベ館を訪ねて、小崎サンに会ったのです。コルベ神父と長崎殉教者のことを尋ねると、小崎サンは即、言われた。「関係が、あります」と。お医者さんは、そのような回顧談を聞かせてくれた。事実、コルベ神父は、長崎の殉教者の思いを記しておられる。彼も、強く、殉教を望んでいた。聖人の生き方は、聖人を呼ぶのであろう。伊王島・天主堂を背景に、写真を撮った。長崎の海は、おだやかに、癒しの表情を示していた。
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