長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2014年3月27日木曜日
1つの記念日。27日。誓願49年目。この日の出来事。
朝、いつものように5時に起きる。身支度して、聖堂へ。ミサの前に、1人の司祭が声をかけた。「誓願、49年だよ」。ああ、そうか、この日、修道士の誓願を立てたのだった。昔を思い出した。司祭は、ミサで祈ってあげるという。あと1年、がんばれば、50年の金祝になる。今日から、その1年が始まる。それらを意識しながら、朝食後に、予約の泌尿器科・診察へ出かけた。自分の体内には、どのような変化、病状が起こっているのか。内部は目に見えないから、よくは分からない。お医者さんの説明を聞いた。気持ちが、重くなる。とにかく、いまは、「生かされている」のを感じる。それだけです。次に、町のクリニックに寄った。心臓の不整脈を、心電図で調べてもらう。昼食前には、帰った。午後から、しばらく休んだ。介護のヘルパーさんが来る。入浴の介護をうけた。カラダを洗いながら、ヘルパーさんが「調子は、どうですか?お医者さんは、どう言われました」と聞く。「ええ、まあ」と、はっきりした返事はしなかった。ただ次の強調をした。「ヘルパーさんのお陰で、この冬、寒さにも耐えて、乗り越えることが出来た。少々不具合の日もあった。1人なら入浴は、しない。しかし定期的に入浴して、清潔になり、心も安定して、風邪もひくことなく、よかったですよ」と感謝した次第です。ヘルパーさんも喜んで帰られた。さあ、これから次の1年、3月27日に向かって、祈りつつ、前へ進もう。
来年の金祝を今から心待ちにしております。(^-^)
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