2012年11月8日木曜日

中学生が理解できる言葉で語ろう。何が、インパクトになるか

関西の中学生が、120人、平和学習にきた。張り切って、話をする。中学生だから、そんなに難しい話はできないだろう。ポイントは、コルベ神父は、なぜ、身変わりの愛を貫くことができたか。常識じゃ、考えられぬことだ。これを中学生が分かるように、どのように語ればいいのか。考え、探る。話す時間は、30分ほど。信仰のことを言っても、通じないだろう。感動しないだろう。思い余って、まとめたのが、次の3つだった。コルベ神父は、①人の痛み、苦しみを分かる心を持っていた。②お礼を求めない心を持っていた。お礼を求めない純粋の愛。③悪に負けない心を持っていた。この3つを強調した。男性が、死刑を言い渡されたとき、「妻よ、子どもよ」と叫んだ。痛む心、悲しい心がある。では代わってあげましょう。男性は、代わってもらったとき、「ありがとう」とお礼を言わなかった。ナチの所長が私語禁止していたので、言えなかった。それでも「大丈夫だよ。安心しなさい。心配いらないよ」と、コルベ神父。お礼を求めない愛があったから身代わりもできた。餓死の地下室で、最後まで生きたことは、悪に負けない。平然と、祈り、励まし、みんなを見取るまで生きた、がんばった。ナチに負けない。悪に負けない。君たち、中学生だから、これからの人生で、いろいろ、あるだろう、しかし悪に負けるなよ、人生に、勇気を持て。そんな気持ちで語ったわけです。中学生たちの心に届いたであろうか。

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