彦山(ひこさん・400m)の裾野に見える「聖母の騎士」です。蛍茶屋の電車の終点・停留所から降りて、山を見上げると、「ああ、あそこに」と、すぐ分かるんですね。右の方から、教会、修道院、聖コルベ館、学校が順をおって建っている。印刷の騎士社は、陰になって、わからない。山の近くに見えるので、見学者は近道をして、墓場に迷い込んでしまうんですね。国道の歩道を、まっすぐ、登ってきたほうが、いちばん、いいのです。コルベ神父がこの地に開いたのは、昭和6年、1931年でした。私が最初に来たのは、1941年。10年後ですね。コルベ神父時代の木造・建物が、そのまま残っていた。その頃は、このあたり、夜になると、真っ暗でした。じょじょに建物が近代化し、周りの雰囲気も、すっかり変わりました。若い頃は、歩いて、この坂を、上り下りしたものです。夏など、聖母の騎士に、冷たい井戸があって、水を飲むのが楽しみでした。時代と共に、ヒトの心も、世の中も、変貌したように思います。信仰年は始まりましたが、信仰とは何ですか?宗教とは何ですか?宗教とは、「善く生きる指針と、チカラ」なんですね。コルベ神父の愛は、貫いて行きたいと願っています。
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