長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2012年5月17日木曜日
今朝、静かな時間に、考えたこと。
①5月も早や、半ばになった。今年になって、3度、入院した。腎臓の結石に振り回された。一応、落ち着いたので、これからゲンキになるだろう。期待している。②ブログ(日記)を書き始めて、4年目に入った。2009年4月だった。ガンと病院で言われて、人間、どのように落ち込んで行くのか。書き留めておきたい。そのような短絡的な気持ちで、毎日、書きつづけた。考え方の変遷が、記録されてきたと自分では思う。オバマ温泉宿にも通ってきた。③今年になって、入院がつづいたので、軽は今のところ運転はしない。「もう運転は歳を考えて、やめた方が、いい」と周りの者にも言われる。だが便利性はある。④「祈りを忘れるな」「自分を捨てて、人のために尽くせ」「キリストの使命に生きよ」「その場にあって誠実に生きよ」など、いろいろ言葉では挨拶のように聞かれる。だが実際は難しい。言葉よりも、行ないが欲しい。「言葉は、もう、いいです。見せて、ください」。⑤いま、チカラを入れているのは、(1)グログ(日記)を毎日、書く。(2)騎士誌に毎月、書く。(3)聖コルベ館での出会いを大切にする。昨日は、韓国から大司教さま(89歳)が来られた。杖なしで、ゆっくり歩かれる。「祝福をお願いします」。アタマを下げた。⑥尿がじょじょに綺麗になっていく。喜びが湧いてくる。ゲンキも出る。⑦若い頃、生活や修徳面でお世話になったポーランド人司祭、ミロハナ神父。彼の「語録」を書き留めておけばよかったと今、後悔する。信仰面で役に立ったであろう。⑧お年寄りが語る、昔の信仰の実話を、聞いて、書き留めたいと思う。シスター経営の老人ホームへ行くと、聞かれそう。こんなことを考えている。
「言葉はもういいです。見せて下さい。」
返信削除これだけビシッときめられると、
ギクッとして、背筋が伸びます。
私も巡礼に行って、
コルベ神父すごい、日本の殉教者すごい、と
すごいを連発するだけでは、ダメです。
自分は何ができるのかを、考えています。
取材して話をまとめるのは、小崎さんの得意分野でしょう。どんなお話が聴けるのか私も楽しみです。
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