長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2011年12月27日火曜日
温泉旅館に、ミサと聖務の歌がひびく。地に平安あれ
私が島原(オバマ)の温泉旅館『富士屋』さんに宿泊を始めて、7年になる。最初は年に2度、3度だったが、最近は毎月、2泊3日、お世話になっている。いつも仲間のみんなに「富士屋さんに泊まりに行くからね」と言って出てくる。富士屋がどんな宿だか、実は仲間の皆んなには内緒だった。それがクリスマスの夜に、初めて公開になろうとは・・・。今朝は、みんなで、富士屋さんで、聖務で祈り、ミサを歌った。実はこの度は「私が勧めた訳ではないが、話がトントン進んで、夢にも考えなかった出来事になった」のです。でも私にとってはホントウに嬉しかった。みんなが、ここように泊まることは無い。ましてや飲みました。カラオケを歌いました。部屋に戻っても、夜中までお互い語り合った。それでいて、今朝は早朝から、ピシャと、ゲンシュクな祈りですからね。これぞ修道者です。宿屋の女将さん、お手伝いのおねえさん、戸をピシャリ閉ざしているから、「ミサを挙げます。部屋を貸してください」と言われても、中で何が行なわれているか、分からなかったでしょう。写真のようなお祈りです。平和を祈りました。活力を祈りました。1時間5分を要した。手前に1枚、ザブトンが見えるでしょう。これが私の席でした。ホントウに夢のような思い出を有り難う。こうして万足した私たちは朝食後、オミヤゲを買って、また現実の世界に戻って行ったわけです。『富士屋さん』、ああ、そりゃ、いい宿ですよ。
小崎さんにとって素晴らしい
返信削除クリスマスプレゼントでしたね。
皆さまが心を合わせ一つとなり
御ミサを挙げていらっしゃるお写真に
恵みを戴きました。
昨日からの富士屋さんでの楽しいご様子
私まで心が明るくなりました。
皆さま
お健やかな新年をお迎え下さいませ。
温泉宿でミサ。それは、すばらしい。 聖体変化の時ぐらい、おかみさんも入れば良いのに。 記事を読んで、暖かくなりました。
返信削除こういう場所でミサとはある意味日本ならでは。
返信削除貴重なひと時でしたね。