小崎登明の93歳日記

長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。                            生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。           毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳

2018年8月3日金曜日

部屋の窓から、教会の鐘と屋根。ここが生きる場所

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左は、入園したとき、自室の部屋から見えた風景です。小学校やグランドがあって、児童たちの声も耳によく届いた。遠方には雲仙岳が棚引き、有明海も細長く見えて、景色がいい部屋でした。ここに1年と9ヶ月生活した。ホームの室内の改装工事があって、各個室は畳から、将来は車椅子でも入れ...
2018年8月2日木曜日

フランシスコ会の大聖堂(アシジ)献堂の祝日です

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イタリア・アシジのポルチウンクラ教会。(ある資料から抜書きしました)。伝承によると、4世紀に、エルサレムからの巡礼者が、マリアさまの御墓の遺品(かけら)を携えて到来し、隠遁生活を送ることを願ったとされています。聖フランシスコの頃には、ベネディクト会が小さな教会を所有していまし...
2018年8月1日水曜日

入江さんの誕生日。93歳になった。焼酎が元気の源

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ホームでの親友、入江さんの誕生日です。大正14年8月1日に生まれた。満93歳になる。入江さん、おめでとう。今朝のミサの後で写した。手にロザリオを持っている。「さすがは、長崎の信者だな」。入園したのが、2015年4月30日でした。丸3年になる。一緒に入浴して、入江さんは、背中を...
2018年7月31日火曜日

歯は大切に。自分の歯。これで90年、噛み締めたよ

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「生かされる」ことは、ありがたい、そう思います。歳を取れば、それだけ苦労も多い。それでも生かされているのは、ありがたい。 ★午後から、ホームの職員さんの運転で、20分の所にある「歯医者さん」へ出かけた。歯の痛みを感じたのが、初診だったが、丁寧に掃除をしてもらううちに、痛...
2018年7月30日月曜日

好物の食べ物は、牛肉の天ぷら。母の思い出、味あり

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ああ、牛肉の天ぷら、が食べたいなァ。牛肉の天ぷらを出す食事処はないですね。トン(豚)ぷら、というのは、あった。両親は出稼ぎに北朝鮮へ行った。商売をしたのは、精肉店です。牛肉店だからね。おいしい、いい肉が沢山あった。ステーキなど、あまり食べない。やわらかい牛肉を薄く切って、野菜...
2018年7月29日日曜日

テレビに、太宰治が出た。思い出のメモ。求む希望

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喜ぶ者と共に喜び、悲しむ者と共に悲しむ、というが、ニンゲンの心情は、そう簡単ではない。友人の健康が快調だ、と耳にすると、時には秘かに心が引くこともある。調子が良くないと聞くと、(さあ、どうなるか)と、内心、妙な興味が走る。妬みの心か、他人に抜きん出たいのか、ホンネは複雑なのが...
2018年7月28日土曜日

子供の心に、戦争キライ。平和で、仲良く、希望を

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小学生たちは、もう夏休みに入ったでしょう。6月に、小学校で、70人ほどの児童に、原爆の語り部を努めました。そのお礼と、感想文集が届きました。2年生、「れいな」さんの作文です。「わたしは、げんしばくだんのこわさが、わかりました。日本が、へいわになるように、みんなとなかよくしたほ...
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自己紹介

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小崎登明
長崎市, 長崎県, Japan
長崎県在住のカトリックコンベンツアル会の修道士。コルベ記念館の館長を務める。ここでの活動の他に、原爆被爆体験の語りべ、平和学習活動にも取り組む。ホームページURL http://sites.google.com/site/tomaozaki/
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