2021年2月13日土曜日

「すい臓がん」の症状が、体験的に分かる。徐々に、押し寄せる荒波か

食欲が、全く、ない。
食べようとする、気持ちに、ならない。
栄養士さんが、調査に来て、小1時間ほど話した。
すると、その日の昼食から、メニューが、すっかり変わった。食べやすいソーメン。大好きな牛肉が、初めて出た。ゆっくり噛みしめて食べた。残りの汁まで、すすった。必ず、小箱のカロリー・ドリンクも付けてくれる。有り難いと、心して食べた。まず食欲が無くなり、体力が減少していく。
★寝るときは、「おしめ」を使用。2人が来て、着装してくれる。1度は寝たが、どうも腹がふくらみ、苦しい。コールを押して、呼んだ。「ごめんね、はめた、のに」「いいよ」。トイレで、腹のモノを出す。すっきりして、眠りについた。
★2時間ほど眠ると、痛さで、目覚めた。腹の左側、脇腹から、ジュっクリ痛みが起こる。痛みは、腹の中央へと移行する。これが「すい臓」の痛みか。ちょうど、暗やみの中に看護師さんが見えた。「ちょっと、ちょっと」と声かけたが、「スーッ」と消えた。(ああ、見捨てたか。逃げたのか)。悪い方へ解釈する。1時間、悶々として、コールを押す。先の看護師は仮眠らしく、別の看護師さんだった。「イタイ、痛い」と訴えると、トイレへ連れて行った。
出る物は出すと、気持ち的にスッキリする。また2時間ほど眠った。とにかく昨夜は、悶々の夜だった。これが「すい臓がん」の痛みの始まりか。少し体験的に理解した気になった。これから荒波に襲われるのか。これからの現実は、厳しい。耐えて行くしか、ない。
★【ベッドで考えたこと・思いやり】朝、6時。逃げた看護師さんが温かいタオルを持って来た。「声、かけたのに、逃げたね」「え?そうじゃないわよ。声、聞こえなかった。起こしちゃ悪いと、思ったのよ。ごめんね」「いや、いいんだ」。理由を聞けば、問題は解決する。こうした日常の現実で、思い尽くしても、ある時は、嫌がられ、また、ある時は、喜ばれる。ニンゲンの気持ち、誤解しやすい社会は安全歩行が難しい。看護師さんは、帽子を被る式で、病者に誠意で尽くすのを決意する。「逃げた」なんて、思うお前が最低だよ。看護師はイヤな作業でも真っ向から向かい合っているでしょう。その心があってこそ、我々病者は救われる。ある時は、病者も、ガマン、せにゃ、ならんわいね。
★【昨日の閲覧者=統計数】1283。

9 件のコメント:

  1. 小崎さんの気持ちと看護師さんの気持ち、
    それぞれによく分かります。

    返信削除
  2. マリア・フランチェスカ2021年2月13日 13:15

    トマさん
    久しぶりの牛肉良かったですね~
    栄養士さんに感謝ですね
    トマさんは看護師さんに対しての思いを反省され流石です。
    看護師さんのお仕事は夜勤もあり命に関わる激務だと両親の長年の入院付き添いで知りました。
    痛みの辛い時は心も弱りますのに
    トマさんのペンの力もですが絵の力にも感服致します。
    絵を反転して下さって理解しやすくなり有り難うございます。
    どうぞトマさんの痛みに適切な治療が与えられますようお祈りしております。
    パソコンを帆を立てるように開きトマさんの「こころ」を舟に載せ届けて下さるのを楽しみに待っております。
    どうぞトマさんの体調に合わせて

    返信削除
  3. トマさーん 痛かったんだね~今は落ち着いてるのかな?トマさん会いたいよ。今凄く会いたい。
    ココナとママより

    返信削除
  4. マリアジャンヌダルク2021年2月13日 14:57

    トマさん、食事をとることができたのですね、。本当によかった。毎日マリアさまにお願いしていました❣️少しずつでもエネルギーを補給して、体力をつけてください。
    今日も静岡の地から祈ります。

    返信削除
  5. 看護師とお医者さん達のためにお祈りしております。

    返信削除
  6. マリア・フランチェスカ2021年2月13日 19:56

    私もお祈り致します。

    返信削除
  7. そうめんや牛肉を少しでも召し上がれて
    嬉しいです

    返信削除
  8. がぶらってぃ2021年2月15日 17:06

    食べやすい麺類や好ましく懐かしい牛肉!
    ワサお母さんのお心を感じます。
    汁まですっかり召しあがって、おなかが
    動いたのは、イノチの力!と思います。
    イノチの力=神さまの与えた力です。

    トマさんは、21歳の1月に描かれた
    十字架の絵のとおり、もとより神さまと一緒
    ですから孤独ではありませんし、今日も
    圧倒的な繋がりの祈りの中にあります。
    孤独な訳がないでしょう。

    とはいえ、痛みによる不安は孤独感を呼び込み
    ますね。何でしょうか、あの(表現不適切ながら)
    にっくき痛み。悪魔の試み。
    身体の理由なき反抗でしょうか。
    神さまに怒るな、と言われても、がぶらってぃは
    ちょっぴり憤慨いたしますですよ。いえ、正直に
    申しまして、むかっぱらを立てますですよっ。


    トマさんはこうして日記を続けられ、
    つらさを抱えられても体の奴隷に
    なりさがることなく、日々新たな姿を
    見せてくださいます。トマさんの果てしない
    創造性と積極性は、希望です。光です。

    トマさん、夜は痛みがなく休めるように
    なりますように。上の絵は、ユニークで的確。
    冷静で“にもかかわらず笑って”います。
    看護的関わりによる患者さん研究でも、
    何か役割を果たすと思います。

    がぶらってぃは、またまた学びました。
    勇気を見せてくださり、ジンクーエン。

    返信削除