2020年10月9日金曜日

スイカも、ウリも、仲良く手のヒラに。大地の稔りに、感謝の秋。幸せ

 食堂で、栄養士さんが、「これ、なァーに?」

「スイカだよ。ウリだよ」「こまか、なァ」「かわいか、な」

ホームの畑で、出来たモン。稔りの秋は、イモもあれば、これもある。

老人たちは、知恵が、豊富。「あれや、これや」と解釈が始まった。

昼食どきに起こった、笑い。楽しみ。

★ホームでは、何事も、起こらず、昨日が、今日に、そのまま、つづくのが、幸せです。数日前に、100歳近い女性が、ホームで静かに逝かれた。ホームでの暮らしは、20年に及んだ。もちろん元気で入居される。そのうち段々と老いて、車椅子となり、イノチの長さを達成された。ここのホームは「養護」だが、「特老」になっても、介護がつづけられる。逝かれるまで、看取ってくださる。それだけ職員のご苦労も、並々ならぬ配慮が要る。

★事務室から、お知らせがあった。「県内への、外出、外泊は、許可します。行先で、3蜜に気をつけてください」「次に、県内からの面会者は、『面会の部屋』で許可します。自室には、入れません。面会の人は、事務室に報告して、体温検査を受けてください」。コロナはいつまで続くのか。教会では、毎朝、祈りが捧げられている。

★切りかぶの畑=カコ。カコは、むなしいか、そうでは、ない。過去は、倉に、保存される。時間、空間は、つながっている。いま、ここで、自分は、何を成すべきか。問いかける者が、いる。問いかけ、呼びかけに、まことを尽くして、応答していこう。

1 件のコメント:

  1. がぶらってぃ2020年10月22日 17:41

    フランシスコ園には、畑もあるのですね。
    訪問を望みながら、県外からの受け入れが
    開かれる時を待ちます。

    「こまか」実りも、新しい命。皆さんの
    反応に、いとおしさを持って迎えられた
    皆さんの様子を感じ取りました。

    ホームで20年を過ごされた方が帰天された
    のですね。安らぎを祈ります。同時に、
    20年という時をフランシスコ園で
    暮らされた幸せを思います。

    看取りは、魂が肉体を離れる頃のケアを
    さすことが一般的ではありますが、毎日
    滅びて時ごとに再生するイノチにあって、
    いつ肉体を離れるのかは誰にもわかりません。

    20年の暮らしは、互いに豊かな看取りの
    関わりの日々だったことでしょう。
    でなければ、20年という時間には
    ならないと思います。

    「切りかぶの畑=カコ」の積み重ねの上に、
    今、問われている実動をしっかり見つめます。




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