「スイカだよ。ウリだよ」「こまか、なァ」「かわいか、な」
ホームの畑で、出来たモン。稔りの秋は、イモもあれば、これもある。
老人たちは、知恵が、豊富。「あれや、これや」と解釈が始まった。
昼食どきに起こった、笑い。楽しみ。
★ホームでは、何事も、起こらず、昨日が、今日に、そのまま、つづくのが、幸せです。数日前に、100歳近い女性が、ホームで静かに逝かれた。ホームでの暮らしは、20年に及んだ。もちろん元気で入居される。そのうち段々と老いて、車椅子となり、イノチの長さを達成された。ここのホームは「養護」だが、「特老」になっても、介護がつづけられる。逝かれるまで、看取ってくださる。それだけ職員のご苦労も、並々ならぬ配慮が要る。
★事務室から、お知らせがあった。「県内への、外出、外泊は、許可します。行先で、3蜜に気をつけてください」「次に、県内からの面会者は、『面会の部屋』で許可します。自室には、入れません。面会の人は、事務室に報告して、体温検査を受けてください」。コロナはいつまで続くのか。教会では、毎朝、祈りが捧げられている。
★切りかぶの畑=カコ。カコは、むなしいか、そうでは、ない。過去は、倉に、保存される。時間、空間は、つながっている。いま、ここで、自分は、何を成すべきか。問いかける者が、いる。問いかけ、呼びかけに、まことを尽くして、応答していこう。
フランシスコ園には、畑もあるのですね。
返信削除訪問を望みながら、県外からの受け入れが
開かれる時を待ちます。
「こまか」実りも、新しい命。皆さんの
反応に、いとおしさを持って迎えられた
皆さんの様子を感じ取りました。
ホームで20年を過ごされた方が帰天された
のですね。安らぎを祈ります。同時に、
20年という時をフランシスコ園で
暮らされた幸せを思います。
看取りは、魂が肉体を離れる頃のケアを
さすことが一般的ではありますが、毎日
滅びて時ごとに再生するイノチにあって、
いつ肉体を離れるのかは誰にもわかりません。
20年の暮らしは、互いに豊かな看取りの
関わりの日々だったことでしょう。
でなければ、20年という時間には
ならないと思います。
「切りかぶの畑=カコ」の積み重ねの上に、
今、問われている実動をしっかり見つめます。