きょうは、「みどり」の日です。
「みどり」といえば、やっぱり「樹木」の色ですよね。ホームの自室の廊下側の窓から見た「みどり」の風景です。
★戦争が終わって間もなく、病気で、小長井町の、山のなかの修道院で暮らしました。家族から離れた男児施設があって、周りは森や林でした。その頃、森、林のなかには、「こ・じゅう・けい」という鳥(キジより、少し小さめの鶏)がいて、修道院の近くで鳴くんですよ。「チョット、来い」「チョット、来い」(本当に、そう鳴いた)。鶏の姿も見ました。追いかけて行くと、「来いよ、コーイ」と呼ぶ。更に、追いかけると、今度は、「ビンボー・ニン」「ビンボー・ニン」と、からかって鳴くんです。もう最近は居なくなった。むかしの思い出は懐かしいよね。
★まじめな話。長崎県では、「ひかり」「みどり」「いのり」を標語にしています。長崎は、日本の西の果てにあるから、陽が長い。「ひかり」に満ちている長崎です。「みどり」は、自然に恵まれ、環境を大切にするという意味がある。長崎は平地が少なく、山地や、四方は海に、豊かな自然があります。そして「いのり」。これは誰にでもピンと分かるでしょう。キリシタンの祈り、平和への祈り、核兵器を無くする努力の祈り、長崎に、ぴったりの言葉です。祈りを忘れちゃイカンよ。
★「みどり」の日に当たって、「ひかり」も「みどり」も「いのり」も大切にしたいものです。ゴロ合わせが、いいじゃないですか。いまは、コロナで移動は禁止ですが、収束したら、ぜひ「長崎へ」
★ちょうど、きょうの昼食は「チャンポン」でした。長崎、特有だね。長崎は、中国と交流があり、縁が深かった。チャンポンは、メンの中に、野菜、かまぼこ、貝類など、栄養豊富な具が入っている。混ぜ合っている。この「混ぜる」のを、チャンポンという。
★中国人が、長崎に住む中国の学生に、栄養をつけてもらおうと考案したのが、チャンポン。今では長崎人のおなじみの料理になった。チャンポンは気軽に食べる。
★瀧神父さんのドンブリには、沢山のメンが入っていた。好んで食べる。栄養士さんがメンのサラをかかえて、「神父さん、どう?入れましょうか?」「いや、もう、沢山、入っているから、いいよ」「あら、そうなの」
★ついでながら、「水墨画」も、中国から入った。「長崎南画」の独特な手法に描かれるようになった。トマも、本格的に、長崎南画の先生について、5,6年、習った。掛け軸を、長崎・市展に出した時期もある。「みどり」の日が、チャンポン、長崎・南画まで及んだ。えらい、こっちゃ。
廊下側の緑も、また目にも心にも優しい風景ですね。
返信削除気のせいでしょうか、ちょっとアシジを思わせます。
コジュケイが「ちょっと来ーい」と鳴くという話は
聞いたことがありました。豊かな交流のあった修道院の庭もまた
アシジだったように感じます。
平和の姿が共通しているのでしょうか。
「ひかり」「みどり」「いのり」の標語は、今日という日に
とても相応しいですし、本来日本国そのものの姿のような気がいたします。
「ひかり」が見えない時にも、「みどり」は感じられ、「いのり」は続けられます。
務めの大切さと救いをお伝えくださり、今日もありがとうございます。
トマさんのぶどうの絵も、習われていた水墨画ですか。
筆の強さが魂の強さに見えておりました。
ちゃんぽんは、力が沸く献立の写真です!
この度の感染症に収束が見え、移動が解禁されましたら、
第一に長崎へ進路を取ることにしております。
トマさんの日記で、今日も心が立て直せます。ジンクーエン。