小さな町の、農村の、ある1軒のお家での出来事です。そのお家は、木村明子さんのお宅です。シスターと、修道士の2人が呼ばれて、昼食をご馳走になった。明子さんは湯江教会の信徒で、トマの自室に、週2度、お話に来られます。入居当時からで、4年になります。シスターは山の修道女院で奉献生活をしていますが、元・ホームの職員でした。修道士のヨゼフ橋口さんは、湯江修道院に居り、以前、ホーム職員として勤めた経歴の持ち主です。トマ修道士の90歳のお祝いと、ヨゼフ橋口修道士の、3月19日が聖ヨゼフの大祝日で、修道士名のお祝いであり、3月20日が誕生日で、84歳になります。その意味で、こうして集った次第です。
★話題は、子供の頃の、母親の信仰の実話、祈りのこと、祈祷文を暗記していたこと、です。シスターはホームに勤めていた頃、多くの老人を見送った経験を話しました。
★橋口修道士の話しで、長崎教区の「年の黙想」は、パリ・ミッションの宣教師が始めたのではなく、水浦久之(故人)の研究によると、神の島の信徒が、明治の初め、キリシタンからカトリックに変わったとき、公教要理を学ぶ意味で、復活祭の前に行なうようになった。それが長崎教区に広まった、と語った。今も教区では、3日間、実施されている。昔は年の勤めを果たさない信徒は、教会で葬式が挙げて貰えなかった。そういう話が出ました。
★シスターは上五島出身、橋口修道士は長崎出身、彼は15歳で修道士の道に進んだ。幅広い人脈を持っている。「やはり、長崎、外海、五島の者(もん)は、信仰の固(かた)か、ばい」
0 件のコメント:
コメントを投稿