2017年11月9日木曜日

若い人からパワーを貰う。老人は賢明な教えを語る


今どき、女子高校生と向き合うのは、本当に楽しいことです。生徒数185名、先生9名の大人数ですからね。気持ちも盛り上りました。
★長崎・聖母の騎士教会です。先ずは恒例の「ハレルヤ」を合唱。指揮者が居て、すばらしい歌が聖堂内に響き渡りました。それから小崎修道士の出番、お決まりのお話しです。ちゃんと立って、30分ほど語りました。
★皆さんは自著「十七歳の夏」を読んで、読書感想文も書いている。気持ちは、すんなり「つながり」ます。いつも17歳の原爆の日の3つの体験から入る。女子高校生たちも17歳だからね。もし、あなただったら、どう生きる?人間は孤独だ。結局、「助けなかった。困難が来たら逃げた。仇なる人間を許さない」。これが人間の底辺の心情です。誰にでも、ある。孤独も、自己中心も。
★それを語って、コルベ神父の生き方に移る。私の生き方の裏返しが、コルベ神父の愛とイノチとなる。「助けてあげる。苦しみにも決して逃げない。ナチの兵士たちさえも許してあげる」「憎んで当然、恨んで当然、仕返ししようと思うのも当然でしょう。なのに、コルベ神父のような人も居る。それを見る時、どん底を味わう人間の世に、まだ希望がある」
★イノチを助けられた男性の話もする。3度、彼に会った。3度目は、91歳。彼は93歳で亡くなった。「恩は、もう、その人には返せない。別の所で、別の人に返していく。それが人生なのです」
★もう、この女学校にお話を始めて、27年になる。長い年月だよ。お話の後に、また合唱「愛」が聖堂に響きわたる。胸を突き上げられる雰囲気だった。場を聖コルベ館に移して、「聖コルベの部屋」の前で記念写真を撮る。女子高校生に囲まれて、ホームのことは忘れて、ご機嫌でした。
★1人の先生と、ツーショットで撮った。10年ぐらい前、生徒として聖コルベ館の見学に来て、小崎さんの話を聞いた。あれから大学を出て、勉強を重ねて、母校に就職し、今度は、生徒を引率して来ました、と嬉しい知らせを教えてくれた。
★女子高校生、先生方の皆さんに、ハガキ版のカードをプレゼントした。大分県の恵理子さんが作ってくださった。長崎・聖コルベ館訪問の記念になるでしょう。

1 件のコメント:

  1. 語り部お疲れ様でした。
    写真からも活き活きとした様子が伝わります。
    コルベ記念館にはゼノさんの鞄や北原怜子さんの習字がありましたね。
    在りし日のゼノさんにつながるトークイベントが12日にあるので、行ってきます。今、ゼノさんのことが書かれた本をいくつか読み返しています。
    寒くなると足の痛みもなおさらかと思います。ご無理のないように。でも、まだまだご活躍ください。

    返信削除