★コルベ神父が何を教訓に与えてくれるでしょうか。先ず、①宣教への熱意です。「マリアを通してイエスへ」の信仰で、日本、インドまで福音宣教を行なった。
★次は②苦しみです。コルベ神父ほど苦しんだ人は居なかった。沢山の苦しみ、困難を経験したが、マリアへの揺るぎない信頼をもって、乗り越えた。肺や全身の病気、宣教の困難、修道士たちの反対、それらを受け取り奉献し、耐えて行った。
★③何と言っても無償の愛。「神から愛されたから、愛を返そう」。その基本で、1人の死刑者に家族が居る。自分はカトリック司祭で、家族は無い。では私が代わろう。聖書に「友のため命を捨てる、これ以上の愛はない」という言葉がある。コルベ神父は文字通り、聖書の中心になる部分を実践した。
★最後に、④人は如何に終焉を迎えるか。コルベ神父が望んだのは、マリアを通して、イエスの如く死にたいという熱烈な希望であった。その通り、彼は「裸」で、「我、渇く」といって、殉教した。まさにイエスの愛の死に倣う最後だった。
★湯江修道院からは、6人が参加した。司祭3人。修道士3人。瀧神父さまと私も仲間に入る。午前10時30分から、長崎・聖母の騎士教会で、ロザリオを唱える。その後、お祝いのミサが捧げられた。ミサが終わると、修道者は院の食堂に集まり、会食で親睦を固めた。休暇の人も居て、人数は少なかった。しかし集って、お互い語り合うのは、大きな喜びである。聖コルベの精神に倣う生き方を誓いながら別れた。ホームに帰ったのは、午後2時50分であった。
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