長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2015年4月3日金曜日
陽あたりの良い、静かな高台にあるホームです
自室のテラスから見た風景です。静かな、平和な、集落です。畑が、まだ残っている。左手に、やっぱりマリアさまのご像がある。ホームは一段と高くなっていて、陽あたりが、いいのです。ホームでの生活にも慣れて、溶け込んできました。きょうは午前中、介護を受けての入浴があった。1人では、足元がアブナイですよね。熱いお湯に、長く入るのが好きなんです。名前を呼ばれて、「顔が、赤いですよ」。すかさず「もう少し」。島原半島のオバマの温泉へ通った、毎月、1度のお湯が懐かしいです。入浴後、書道の先生が来られて、お習字の練習があった。「意欲」という字を、大きく、希望をこめて書きましたよ。ホームが生活の場ですからね。ここで生きる意欲を見つけることです。★昨日から、教会では、聖なる3日間と呼ばれて、夜に儀式がおこなわれています。この近隣には、数軒しかカトリックの家族がいない。夜の7時30分から、聖木曜日のミサ。洗足式もあった。ご聖体を別の部屋へ移して、信者さん一同でロザリオを唱えて、「神さまが、先に私たちを愛してくださっているのを自覚し、感謝し、愛に応える決意」をしながら祈った。信仰は生きる力になります。きょうは、3時から「十字架の道行」があります。夜にも儀式があります。復活祭が近づいてくる。「春」や「桜」の習字を何枚も書いた。
こちらの桜を見ながら、そちらの景色を想像しています。お昼休みの読書は「この子を残して」。ちょうど聖母の騎士修道院のお話のところです。
返信削除良い眺めですねえ!
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