長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2015年3月28日土曜日
故人となった修道士の形見を飾った。お花も嬉しい
誓願50周年を祝して、お花が送ってきました。タンスの上を片付けて、お花をのせて、飾りました。小さなマリア像、コルベ神父の白い像、ロザリオ、この3つ。これは先日、神に召された修道士、フランシスコ中村安五郎さんの形見です。大切に守っています。修道士の心を忘れないためです。★ホームに1人で生活していると、修道会の共同体から離れた気持ちになります。それを、つなぐのはお祈りだと思い、自室で、聖努日課はそばに置いています。毎朝、5時に目覚めます。隣の教会へ。今朝は、聖週間をひかえて、告白をしました。修道士も生身の人間です。人として同じような落ち度をおかします。弱さがあります。50年を振り返って、「よく、まあ、がんばって、つづいて、これたね」と自分で反省すれば、秘策があるんです。それが告白でした。教会の秘蹟はありがたいですね。落ち度は、ある。悔やんで、「助けをください。力をください」と祈って、正直に、告白をする。どんなに弱くても、告白はやめなかった。それで立ち直れたと思います。修道士を努められたのも、その繰り返しがあったからだと思います。ありがたいお恵みがあるんですね。自らを省みることが、いかに大切か、そう思います。
中村修道士さまのお形見のロザリオ、修道士の心を忘れないために。なんと素晴らしい!コルベ神父さまの「ベーネ」というお言葉が聞こえるようです。
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