長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2015年3月2日月曜日
バースデイ・ケーキで、誕生会。祝ってくれた。恵み多し
立派な、話を、聞く。感動はするが、心に、なぜか残らない。本当に、感動させるのは・・・1滴の、涙(ナミダ)。1滴の、汗(アセ)。1滴の、血(チシオ)だ。真実が、心を、揺さぶる。★昨日は誕生日だった。午前中、自室に、長崎の白浜忠美さんが、突然、入ってきた。「トマさん、ケーキを持ってきたよ」「え?長崎から」「ハイ」。ほかに用事があるから、と言って、白浜さんは出ていった。ありがたい。長崎から、車で、1時間は、かかる。それだけの時間をさいて、わざわざ持ってきてくれた。プレゼントしてくれた。1滴のアセは、心を、マジで、ゆさぶる。こういうことが、あるからジンセイって、楽しいんだね。白浜さん、ありがとう。★彼が帰った後、残されたのは、87歳の老人と、白い、四角い、箱に入ったケーキだけだよ。「1人で食べるわけにも、いかんしね」。隣の修道院の橋口修道士(写真・右側)に携帯で知らせた。彼が言う。「今夜は、夕食は、すき焼きで、ちょうど良かった。お祝いしよう。ケーキは持ってこんね。冷蔵庫に入れておくから」。偶然とは言え、6時から、修道院の夕食がはじまった。白浜さん持参のケーキに火をともして、ごらんの写真を撮りました。白浜さん、特注のケーキは喜んでいただきました。自分のほかに、4人がいた。★今年は信徒発見150周年です。私は思うんですけど、コルベ神父の一行は、長崎に着いて、出島に上陸して、真っ先に、大浦天主堂の、最も、いい場所、サンタ・マリアのご像に導かれた。これはフシギです。聖人の、することには、ムダがない。夕食の散会の祈りのあとで、だれかが言った。「トマの、大きな声、久しぶりに、聞いたぞ」。★自室で、ねるまえに考えた。「孤独じゃ,ない。あなたのソバに、主は、居られる」
そうです、トマ様の元気いっぱいで大きなお声は人を元気にさせます!
返信削除以前コルベ記念館に家族四人で伺った時に、子供たちが言っておりました。
「修道士さんって、ちょっと怖いのかな~?と思っていたけど、そうじゃなかった♪」と。
今でも私がブログを読んでいると、一回しかお会いしていないのに親しそうに「トマさんのブログだね!」と覗き込みます。
トマ様の大きなお声を聞かれた修道院の皆様の笑顔が、目に浮かぶようです。
写真を拡大して拝見しました。立派なケーキにろうそく八本。わざさわ゛長崎から持って来てくださったのですね。
返信削除小崎修道士さまの笑顔もすてきです!!また明瞭で大きな声を聞けるといいなあと思います。
イエズスさまは、いろんな人に姿を変えて、
返信削除訪れて下さるのですね。
そして私たちも修道士さんの中にイエズスさまを見る。
キリスト者は絶対孤独なんかじゃありません。
ブログを拝読していて、力がわいて参りました。
返信削除主はそばにいらっしゃるのですね。
ありがとうございます。