長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2014年5月3日土曜日
1枚の色紙にも、広がりがある。慰めになって力になる。
4月の見学者に、アメリカ・テキサスから来られたハーレル洽子(こう・こ)さんがいた。何度か聖コルベ館に来ていたが、滞在中に、20枚の色紙を求められた。「友人に贈ります。日本語が分からない人には、英語に訳します」と言って、大量に買われたのです。それが、これらの色紙でした。(写真に写しておいた)。あれから2週間が経過している。ハーレル洽子さんは帰る際に、更に20枚の色紙を追加・注文されたのです。いま、その20枚を描きつつですが、15枚ほど描き上げたところで、少し迷いが出た。何を描くべきか、悩みが起こって、筆がストップする。筆が、気持ちが進まない。そのとき今朝だった、とつぜん、カナダからメールが入って、「アメリカの洽子さんから、2枚の色紙をいただきました。大きな慰めをうけています」と書いてあった。そのメールを見て、希望が湧いて来たのです。洽子さんを経て、カナダの友人が色紙で慰めを得ている。いいことだ、と元気が出ました。単に手書きの色紙だが、愛は広がりを見せる。ああ、よかったね。迷いがあって落ち込んでいたとき、カナダのメールで元気をもらいました。愛は回りまわって届く。ふしぎですね。女性のメールには、こう書かれていた。「梅のしっかりした大きな幹から、小さな枝が生まれ、そこに沢山の梅の花が元気よく咲いています。添えられた言葉が、どんな逆境にも、信頼と希望をもって、生きよう。もう1枚は、梅にウグイスの絵で、孤独ではない。あなたのそばに、主は居られる、のお言葉、どちらも元気と大きな慰めを頂きます」。これを読んで、自分自身、本当に嬉しく思いました。色紙は、カナダまで行った。色紙よ。よかったね。アメリカから、他の国まで飛んでいって、大きな力になっている。励ましになっている。すばらしい出来事に感謝しました。「どんな逆境でも、信頼と希望をもって生きよう」。これは修道士自身が体験したことです。人生に、どんな逆境や試練があっても、苦しみは、愛の喜びに変わる。祈りながら、耐えながら、信頼と希望をもてば、光は必ず見えてきます。例え落ち込んで、失望する時があっても、孤独ではないですよ。主は、あなたのそばに居られます。孤独を悩んだあげく、修道士も、そう感じております。
小崎さんご無沙汰しております。
返信削除パソコンがようやく修理から戻りました。
久し振りに日記を拝見し
色々なお恵みと出会いがあったことを知りました。
帯状疱疹が治り本当に良かったです。
15日のステンド入れ替えの為お祈りさせて頂きます。
私こどですが母が三回目の脳梗塞になり転院し
入院看護生活が続くことになりました。
これからも小崎さんの日記に励まして頂きます。
マリア.フランチェスカさん、パソコン治って良かったですね。
返信削除フランチェスカさん、お母様のためにお祈りいたします。
返信削除そしてフランチェスカさんも、ご無理なさいませんよう。
お母様はどんなにご自分がご病気でも、フランチェスカさんのお体を一番心配しておられると思います。
私の母がそうでしたから。
Yamamotoさん、有難うございます。
返信削除エリザベットさん、お祈り温かいコメントに感謝致します。