長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2013年3月29日金曜日
入浴の日が楽しみです。感染症に罹るなよ。キレイにしよう
ヘルパーのイマムラさん。入浴しながら、彼が言った。「日記を読みました。いろいろな人が来るんですね。いい出逢いですね。私も、長崎という町に住んでいて、恵が丘にいて、そこに居るから、いろんな人と出会えます。恵まれていますよ」。ゲンキな彼の発言に共鳴した。確かに、そうだね。人の生き方は、限られている。その中でも、この町、この場所に居るから、沢山の出逢いができる。有り難いことでは、ないですか。歳は取っても、聖コルベ館に居るだけで、向こうの方から見学に来てくれる。出逢いができる。定められた席じゃないですか。イマムラさんは、熱心に、丹念に、入浴の手伝いをしてくれた。「写真を撮らせてください」。彼が携帯で、パチリ。「デジカメじゃ、ないの?」「今頃の携帯は、性能がいいのです」「今度は、ボクに撮らせてね」。カッコよく、ポーズしたのが、この出来栄えです。ちょうど、1時間、がんばってくれた。「最近の体調は、どうですか」「おかげで、いいよ。定期的に、カラダもキレイにしてくれるので、清潔になって、カゼも今年は引かなかった。ありがたいね」「気をつけて、ください」「今年が、山だね。老人は急にカラダの調子が急転するからね」。入浴の日が、とても楽しみです。
良い出会いがここにも・・・・神様からのご褒美ですね。
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