長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2012年4月19日木曜日
介護する千草さん、見舞いにくる韓国人シスター
入院11日目です。アシタ、退院します。記念に写真を撮りました。懸命に看護、介護してくれた千草さん。先日、韓国へ行ったとき、買い求めたチマチョゴリが似合います。この度は付き添って、身軽に、小まめに、よく面倒をみてくれた。白衣のシスターは、時折、「どーですか」と、笑顔を見せる韓国人です。シスターの笑顔は清純だなあ。癒されますよ。温かい隣人の助けを受けながら、この老体は、幾つもの結石を除かれて、気分的にも爽やかに、なんだか活力が湧いてくる感じです。お医者さんから言われた。「金曜日に、退院していいですよ」。退院の通告。喜んでください。尿は、手術後は、真っ赤な、血の尿が出ていましたが、人体の回復力って素晴らしいですね。夜中から、じょじょに黄色く戻り、安心しました。私にとっては尿がイノチです。濁ったり、赤くなったり、一喜一憂、ジンセイって色々あるなあ、と達観しています。いつも思うのですが、困難があっても、うまーく、すり抜けて、通り過ぎてきた。壁があっても、これも、うまーく、よけて抜けていく。それが人生だから、今があるわけです。助ける人が必ず居る。難しいことじゃない。そーなって行くのです。だから希望がある。実を言えば、私は気が小さいのかも知れない。弱さを見つめて生きるのが、いいんじゃないですか。
十字架の下に、お二人並んで、いい記念写真になりましたね。
返信削除アップにして、お二人の慈愛に満ちた笑顔に、しばし見とれてしまいました。
日記を読み返すと、修道士さんが、時にはボヤいたり落ち込んだり、気持ちに浮き沈みがあって、小心者であることは、すでにばれています!
そこが、正直で人間らしくて、いいんです。
いつも立派なことばかり言っていたら、誰もついてきません。
そして、困難をすり抜けた時の、キラリと光る一言が、たまらないのです。
本当に正直な人間らしい小崎修道士さん
返信削除読者の皆さんは大好きです!
千草さん、シスターの
優しい笑顔に私も癒されました。
6月第2週長崎巡礼に
コルベ館で知り合った友人と
おち合い伺う予定です。
お元気な小崎修道士さんに
再会できましたら幸いです。