小崎登明の93歳日記

長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。                            生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。           毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳

2015年4月30日木曜日

見えない所でも、完全におこなう者は、幸い

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ホームに入っております。せまい部屋は、自分の家と思います。いまは生活の場をここに築きます。まわりの人と、挨拶を交わしながら、やっていこう。こころは落ち着くようになった。よく、眠る。完食する。食事は、おいしいです。自分にとっては、食べやすい食事で、ありがたく、いただいています。...
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2015年4月29日水曜日

タンポポは、やわらかい毛になって飛んで行く

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散歩しようと、庭へ出た。タンポポが、やわらかい毛に変わっているのに気がついた。黄色い花だったのが、こんなに変わるんだね。風にゆられて、いずことなく飛んで行く。誰も知らない。そこから、また新しい花がさくだろう。ブログ(日記)を毎日書いている。タンポポの毛のように、どこへ飛んで行...
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2015年4月28日火曜日

出会いのドラマは、心から消え去ることはない

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右側の女性が訪ねてきた。この女性とは・・・お父さんと面識があるのです。もう昔のことです。50年前になりますか。長崎から特急列車にのって、大阪をめざしていた。広島で途中下車の予定があったが、手違いがあって降りることができず、次の停車駅・岡山まで仕方なく乗った。岡山で降りて、広島...
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2015年4月27日月曜日

道は変えることは出来ない。最後まで進む

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ホームに1人、神父さんが静養されている。司祭になって、今年で60年、ダイヤモンドをお祝いする。大変なご苦労でしたでしょう。すべては神さまのため、信仰のためです。誕生日に、ミサに来られて、お祈りをして、聖体を拝領されました。わたしは横に居って写真を撮りました。★わたしは自分にも...
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2015年4月26日日曜日

外海・出津の人たちが面会にきた。会話もはずんだ

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単調なホームの生活だから、わざわざ面会に来てくれる人がいると、うれしい。1日が明るくなる。夕方、電話の予告があって、待っていると、次の日、午前中に夫妻と、同じ集落の女性の3人が来られた。「外海の出津(し・つ)からです」。なつかしい所です。最近は、世界遺産候補の話題で盛り上って...
2015年4月25日土曜日

助けてくれる、2人。春風にのって、さわやかだよ

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                                          ホームにも鯉のぼりが掲げる季節となった。風も心地よい。明子さんが来た。「夕方の散歩をしよう」。2人は、園から少し出て、犬がわめく家の道を歩いた。風景で見えるように、本当に静かな農村です。ちょう...
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2015年4月24日金曜日

人生には、奇妙な、つながりが、あるから、おもしろい

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昨日の日記は、書くことは、いろいろあったが、春の「公園へのドライブ」を書いた。時間は、16時32分だった。すると、4分後の、36分に、1つのコメントが入っていた。あんまり「早ーやィ」と、ちょっと驚いたが、大阪在住の匿名さんのコメントは、「天草の教会」のことで、2012年5月2...
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自己紹介

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小崎登明
長崎市, 長崎県, Japan
長崎県在住のカトリックコンベンツアル会の修道士。コルベ記念館の館長を務める。ここでの活動の他に、原爆被爆体験の語りべ、平和学習活動にも取り組む。ホームページURL http://sites.google.com/site/tomaozaki/
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